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「Again & Again」初期New Orderが持っていたもの

Again & Again世の中には二通りの人間がいる。
好きな人と別れた時、相手と友達でいたいタイプ。もう一つは、電話番号や写真も捨ててきっぱり縁を切りたいタイプ。
僕はどちらかというと・・・いや、間違いなく後者だ。
入り口から入ってきた人が出口へ向かう時、呼び止めもせずに相手が出て行くのを見送っていたように思う。
なぜそんなことをするのか、いや、そうせずにはいられないのか。
一言で言えば、前進したいからである。
それまで好きだった人と別れた時、それからも親しくしていたのでは、なかなかその人のことは吹っ切れない。
一度空虚感を感じることによって、前に進もうという気持ちに移行できる。

何も珍しい考え方ではないはずだが、これがなかなか人に理解してもらえない。
距離を置こうとすると大抵の場合、相手は「嫌われた」と取ってしまう。
しかも僕の場合、相手のことを好きであればあるほど離れたくなる傾向が強いので尚更だ。
言うまでもなくこんなことをしていれば後になって後悔する場合もあるのだけれど、気付いた時にはもう遅い(だから友達が少ないのか)

Thieves Like Us。
このネームを聞いてピンとこない人は、UKロックファンを自認するにはまだまだだろう(何だ偉そうに)
分からなかった人は、すぐさまCD屋に行って「N」のコーナーに行きましょう。
そして「New Order」というバンド名を探して、そのバンドの「Substance」というアルバムを見つけたらすぐさまレジに向かいましょう。
その中に「Thieves Like Us」という曲が入っているから。
あなたがロマンチックで叙情的な音楽が好きで、かつエレクトロが大丈夫なら後悔はさせないアルバムです。

Thieves Like Usというグループ名を聞いて、僕もまずNew Orderを連想した口である。
おそらくNew Orderをリスペクトしていて「Thieves Like Us」が好きなんだろうなぁいやでもまさかそんな安易なことはなかろうなぁと思いつつ聴いてみたら、案の定New Orderそのまんまの音だ。
おまけにどの曲も「Thieves Like Us」の雰囲気を持っている。ちなみに声はPet Shop Boysのニール・テナントをヘロヘロにした感じ。

なんだ、New Orderのパクリじゃないかと最初軽視していたのだが、”どの曲も「Thieves Like Us」の雰囲気を持っている”というのがポイントだ。
たとえばここ最近、Delphic、The Killers、The DrumsなどNew Orderの影響を感じさせるグループは多い。
しかし、そのどれもが後期New Orderの雰囲気は持ち合わせていても、初期の頃の感覚は持ち合わせていないのである。

持ち合わせようったって持つことはできない、あの感じ。
凍てつくような、危ういバランスで成り立っている、あの感じ。
前に進んで行こうとあがきつつも誰かを失ってしまった喪失感が隠せない、あの感じ。

そう、これこそ空虚感。
かすかにだが、Thieves Like Usというグループには、現在進行形の他のバンドが持っていない初期New Orderの感覚を味わえる。
特に最終曲「Forget Me Not」にはそれが顕著に表れている。

これはある種の人にとっては間違いなく前進できる音楽だ。
後ろ向き?
かもしれない。けれど、走り出す時一度後ろに反動を付けた方が勢いが出るだろう。

必ず前へ進んで行くから。
だからもう少し、この空虚感を感じさせてくれないか。
Thieves Like Usを聴いて僕が感じるのは、そんな感覚だ。
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