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Fiona Apple

Fiona Apple以前、好きだった女性に「好きなアイドルは誰?」と聞かれた時のこと。
特にいなかったので「特にいない」と答えると、理由を尋ねられた。
自分「だって、好きになったって会えないから」
彼女「すごい現実主義なんだ・・・」
いえそうではなくて目の前にいるあなたのことにしか興味がないのですという本当のことは言わなかった、もちろん。
しかし、ふと自分の人生を振り返ってみると、女性アイドルやタレントに対し、(ちょっと好みだなとか一時的に興味をもったことはあったとしても)本当に好きになった経験が皆無だ。
これは、好きになってもアイドルはいずれ引退してしまうということを知った、幼い頃の思い出がそうさせるのかもしれない。
彼女たちは口をそろえて「普通の女の子に戻りたい」と言う。
「だったら芸能界なんかに入るなよ・・・」と子供心に思ったものだ。
「君のエゴは、普通の生活がしたい、というだけで捨てられるほどちっぽけなものだったのか!?」と。
・・・すごく嫌な子供だ。

今も昔もアイドルと呼ばれる彼女たちは、何かの愛情を求めてひたすらトップを目指しているように感じる。
自分の曲が1位になれば無邪気に喜ぶ姿。 でも、それで得られる愛情とは、いったいどのようなもので、どのような価値があるのだろうか?
それが分かった時、彼女達は舞台を降りるのかもしれない。

まあそんな訳で、男性であろうと女性であろうと、僕の興味はいわゆるアーティストと呼ばれる人に向けられることになった。
よく聴く女性アーティストを思い浮かべてみると、ニコ、ビョーク、PJハーヴェイなど。しかし、彼女達に異性としての魅力を感じるかと問われれば、否。

ニコは、ヴェルヴェッツのメンバーをしっちゃかめっちゃかにしたように、紹介する友達全てと関係をもってしまいそうだ。
ビョークは、喫茶店でお茶してる最中に発狂でもされたら困る。
PJに至っては、非力な僕の手には負えない。いじめられるかもしれません。

そんな時、自分の好みとアーティスト性の両方を合わせ持つ、完璧な女性が登場した。
それが、フィオナ・アップル。
一目見た時、白いおでこと黒いクマのコントラストにやられた。

「見た目が超好み」という極めて不純な動機から入ったけれど、それ以上に、1st「TIDAL」を聴いた時の衝撃といったら!
10代にして、すでに「人生どうでもいい」というような声。まるで、誰も振り向いてくれることのない都会の片隅で、自分の存在に気づいてほしいと歌ってるかのような哀しさ。

でも、だからこそ、自分の弱さをさらけ出せる表現ができるからこそ、彼女の強さが伝わってきたのだ。
いつも明るくニコニコしていれば人気がでる、そんな風に思ってるアイドル達には、絶対にもてない強さ。

2000年、待ちに待った待望の2ndが発売され、すぐさま購入した。
しかし。
そこに、僕の好きになったフィオナはいなかった。
たしかに楽曲や歌唱力は格段にレベルアップしている。でも、「TIDAL」で感じた、孤独に疲れ果てた少女の存在はどこにも見当たらなかった。

そこにあるのは、誰かを愛することを知ったものの、強さ。

1stで感じたあれは、あの時にしか生み出す事のできない、特別なものだったのだ。ずっと昔、たった1枚だけ撮ったフィルムのように。はかなくて、痛くて、かけがいのない1ページ。

ああそうか。


私が

俺が

お前が、アイドルを好きになれなかったのは

現実主義でもなんでもなく

結局のところ

人ではなくて

人の創ったものしか

愛せなかったからなんだ


そんな思いが、鋭い刃となって僕の胸をつらぬく。



・・・と、気取って書いてみました(笑)
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