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「Unfinished Monkey Business」マンチェのボス猿《初志貫徹》の一撃

Unfinished Monkey Businessロック・ミュージック史にその名を刻んだマンチェの最重要バンドを一つだけ挙げるとすれば、それは言うまでもなくニューオーダー。
そして最重要アルバムを一枚挙げるならそれは『THE STONE ROSES』なんだと思う。本作はそのフロントマンであるイアン・ブラウンの1stソロアルバム。
ただしこの作品には間違っても記念碑的といった銘が打たれることは無い。
何故ならばこの作品には終始、ある種の悲壮感が漂っているのだから。
それは最後の最後までストーン・ローゼズを維持する事に懸命だったイアンが絞り出した最初で最後の脱・ローゼズ宣言だったのかもしれない。
あくまで自由奔放に、それでいて超絶なグルーヴを奏でていたレニ・マニのリズム隊。
1st神話のパラノイアに陥りドラッグにまで身をやつしていたジョン・スクワイアのグループの連携を無視したツェッペリン調のギター。

それらをひとつにまとめ上げていたのは間違いなくイアンの圧倒的なポジティヴィティだった。
しかし彼は本作の時点でそれら全てを失っていたのだ。
本当にローゼズを愛していた男が自身のバンドと長年の親友を同時に失うということが一体どういうことなのか?
僕が初めてこの作品を手にとった時に考えたのはそういうものだった。
イアンも遂に終わってしまうのか、と。
けれどそれは「My Star」のイントロを聴いた瞬間に杞憂であったことを知らされた。
《彼は何も変わっちゃいなかった》。

あの憧れられたいと宣言した当時の雰囲気そのままに「マイ・スタ~♪」と唄うイアンのちょっと頼りなげなヴォーカルには確かに痛ましさを感じるところはあったのだけど、それ以上に新たな確信に満ちたかつての姿があった。
少なくとも僕にはそれが容易に想像出来た。
哀しいけど嬉しい。
そんな複雑な想いを抱えた僕の口からは自然に独り言がこぼれていた。
「おかえりなさい、イアン・ブラウン」と。
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