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「Is This It」モダン・エイジとは斯く在るべし

Is This Itロック・ミュージックとは60年代の時代精神と同意語である。
つまり、それ以降のロックバンドに課せられる要素とは、60年代に形成されてしまったフォーマットに如何にして自分たちなりのアティテュードを見出すか、といったトコロに集約されていく様に思える。
それは時にグラムの名のもとに派手に着飾ったものであり、パンクのDIY精神の元に叩き壊されてしまったものであった。
80年代以降のロックにしても他ジャンルとの折衷を大前提に、巨大な産業と化していく過程でロック本来の意義=60年代精神は確実に磨耗していった感もある。
新たに生まれては露のように消えていく数多のバンド達。
当然の事ながら僕らは同時代のアーティストに熱く肩入れしても、その殆どはたった数年の内に忘れ去られてしまう。そんな時代に一体ロックの何を信じたらいいのだろう? 疑念ばかりが膨らんでしまう。

レディヘが『キッドA』をリリースした2000年にそれは遂に飽和状態を迎える。
僕がこう語るまでもなく、それはR&Bやソウル、ヒップホップにすっかり蹂躙されてしまった商業チャートの数字が
ハッキリと示していた。

だからこそ2001年にストロークスというバンドが「TheModern Age」と宣言することは非常に勇気がいることだったはず。
その額面通りには受け止めがたい、いかにも60年代NYを想わせる佇まいとメロディ、シンプルなアレンジ。
とても計算されているとは思えない。
聴く人にとっては単なる懐古主義に依存したインディバンド、と一蹴するだろう。
でもそれでイイと思う。
だって此処に鳴っているのは《過去》ではなくて《現在》なのだから。

今を生きるティーンエイジャーが渇望するものを全て許容し、その上で過去の遺産を潔く受け継ぐ。
このバンドにこれ以上何を望むべくもない。
そして、それは明らかに伝播していく類の音楽だったのだ。
新世紀のロックに数少ない《信じられるもの》が聴けた瞬間。
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