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世界最遅2009年UKロック・USロックランキング(後編)

MiTsu(以下M):前回は2009年UK・USロックランキングの10位~6位を行った訳だけど、今回は続きだね。

Takk(以下T):2010年に入ってUSロック勢ではVampire Weekend、Spoon、さらにはThe Drums、UKロック勢ではDelphic、といったグループが注目されているけれど、それに比べると2009年はこれといったものがなかったね。

M:今回の選には漏れたけど、Ida Maria「Fortress Round My Heart」は個人的には2009年の新譜ではトップ3に入る作品だったよ。若さ溢れる直球がロックリスナーとしては素直に嬉しい作品。
ここまで直球なロケンロールはボビーギレスピーも真っ青じゃないかな(笑)
というか逆に好感が持てるよ。パティ・スミスをポップにした感じで聴きやすいしね。巷では女版ストロークスとか言われたりもしてるらしいね。

T:ストロークスというより、00年代に出てきたUKロック勢(リバティーンズとかVIEWとか)の女性版って感じがしたよ。
俺の方で選に漏れたもので押したいのは、トム・ヨークもお気に入りのBat For Lashes「Two Suns」。
「ネバーエンディングストーリーの世界で鳴り響くビョーク」って感じかな。ビョークほどの深みには欠けるけど、SF・ファンタジーな世界観はなかなか独特だと思うよ。

M:それでは、5位~1位の発表に移ろうか。はたして我々にとっての2009年の顔は何だったんだろうね?

5位 Norah Jones「The Fall」
4位 The Horrors「Primary Colours」
3位 Bob Dylan「Together Through Life」
2位 MIKA「The Boy Who Knew Too Much」
1位 Girls「Album」

M:5位のノラ・ジョーンズは地道な成長が好い。

T:ノラは、今までと比べてロックっぽくなってるけど芯の部分では大きな違いは感じなかったかな。全体的に貫いているムードは、ロードムービーのバックミュージックに合う感じだね。
個人的には4位「The Horrors」は好みな音だった。

M:ネーミングばりにフェイク臭も漂っているから、イマイチ信用できないトコもあるけどね。

T:モロにジョイ・ディヴィジョン+マイブラ+ライドってところがね。もう一歩パンチがほしかったな。
そして3位は、今年の来日公演も無事観ることができたボブ・ディラン。
2008年はブライアン・ウィルソン、ポール・ウェラーといった大御所どころが優れた作品を残したけど、2009年はディランくらいだったね。
U2の「No Line on the Horizon」もファンとしてあえて言わせてもらうけど論外ですよ。

M:ディランの「Together Through Life」も中々の作品だったね。まあ、ディランに関しては2006年に発売された 「Modern Times」が素晴らしすぎるんだけどね。

T:そして協議の結果、2位はMIKA、1位はGirlsとなりました。MIKAはともかく、かなり変態的なトップになったね。しかも某雑誌とかぶっちゃったし…。

M:MIKA「The Boy Who Knew Too Much」やGirls「Album」はね、どちらの作品にも『突き抜けている感』が確実にあるからなんだよ。
ミーカは今の時点で確実に五指に入るポップ職人だと思うし、ガールズに関しては切なさ、刹那的な響きがある種、ペットサウンズに通じる名盤、としての普遍性も兼ね備えている、と思ったな。
歌い方がちょっとキモイとこもつぼだった(笑)

T:Girlsはジザメリ・ミーツ・ビーチボーイズって感じ。ソフィア・コッポラの映画に合いそうだね。
ブライアン・ウィルソンがサーフィンできないのにサーフィンソングを歌っていた刹那さにも通じるものがあるように感じる。
けど今後これ以上のものは彼らには作れないような。なんかね…ここで終わってるんだよね。

M:賞味期限は短そうだけど、2009年のRockシーンに必ず刻まれる作品ではあった、と思うよ。
シーンの流れ上必然の作品であり、今年のヴァンパイアのビルボード1位の動きなんかもそれに連動している気がするよ。

T:たしかに、すでにそのうねりは起こっているよね。Vampire Weekend、The Drums、Beach House、MGMT共々、「失われた理想郷」を刹那的に追い求めている音って印象。明らかに「Girls以降」な流れになってるね。
それって世界が確実に荒んでいる裏返しでもあるんだけど。こういう時にニルヴァーナみたいなダークな音が出てきたらシャレにならないからね。

M:…と、言いたい放題言ってきたけれど、あくまで我々にとってのランキングなのであしからず。
それにしても・・ガールズはこの先は本当に全く何も感じられないな。そういう意味では存在そのものがロック的な思春期を体現しているのかもしれないね。三十路の男二人に・・・・・・・・合掌。
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