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  1. サ

    2010-10-26 (Tue) 01:17

    イラスト、とっても素敵ですね
  2. Takk

    Takk

    2010-10-26 (Tue) 23:43

    ありがとうございます。

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The XX 代官山UNIT(2010.5.14 )

The XX2009年のThe XXの登場は、Arctic monkeysやThe Libertinesらに代表されるいわゆるゼロ世代ガレージロックの流れを断絶する役目をもっていた、と僕は勝手に解釈している。
The Strokesの影響化にあったこれらのグループには、若さや勢いといったものを特権にした要素が少なからずあった。
The XXには、それがない。
衝動を前面にもっていったゼロ世代ロックに対し、淡々と奏でるThe XXの音楽は、スカスカの音の隙間から聴き手は自らの想像力によって自由に身を委ねることができる。
The XXの音楽とは、「行間の音楽」といえるのではないだろうか。
そんな彼らの「今」を体験したくて、5/14、代官山UNITのライブに行ってきた。

最も新鮮だったのは、リズムを一手に受け持つジェイミーの存在だった。
生ドラムを叩く訳でもなく、ドラムマシンのリズムに任せる訳ではなく、手打ちでMPC(メディアプレーヤークラシック)を叩いていくという、アナログともデジタルとも言い難い手法。あるいはアナログでもデジタルでもあると言えるのか?

淡々とリズムを紡いでゆくそのバランスが、とても危うい。
こちらのそんな思いなどおかまいなしに完璧なリズムなのだが、あくまで機械ではなく手打ちである。
ひょっとしたらそれによって生じる若干の誤差が、このバンドに不思議な暖かみを生み出しているのかもしれない。

さらにジェイミーの作り出す地響きのような低音に、オリヴァーとロミーのかけ合いヴォーカルがかぶさってゆく。
残念ながらオリヴァーの声は低音とぶつかり潰れてしまう瞬間が幾度かあったが、ビョークから感傷を取り払ったようなロミーの声が素晴らしい。漆黒の闇に弧を描いていく光のように、The XXの黒い音に冴え渡る。

それにしてもこのロミー、ロッククィーンとしてはいささかヴィジュアルが致命的か?(失礼) 黒ジャケットをエプロンに、マイクを包丁に持ち替えれば「あら、今日のお魚高いわね」とでも言いそう(大変失礼)。
が、そんなギャップもこのバンドの魅力なのだろう。
全般的に感傷を排した歌い方なのだけれど、ライブでは時折溜め込んでいるものを押し出すような、しかし寸前で止めるような瞬間が幾度とあり、それが官能的でさえあった。

本編クライマックスには、ステージ中央にセットされたシンバルをオリヴァーが高らかに打ち鳴らす。
それまでの淡々とした空気を一瞬にして解放するような演出が素晴らしかった。

この日、この瞬間のThe XXを観れて本当に良かったと思う。
短い時間、小さな会場、全てがこの音にはマッチしていた。The XXのファンというより、いち音楽ファンとして貴重な夜を過ごすことができたと思う。

The XXの音は何かを変えてゆくような、ワクワクとする何かをもっている。が、今後その可能性を広げるのは、彼ら自身ではないかもしれないとも思う。
でも、何十年か経って振り返った時、UKロック史のターニングポイントとしてキーとなるグループにThe XXの名前が挙げられる、そんな予感に満ちている。


Set List
01 Intro
02 Crystalised
03 Islands
04 Heart Skipped a Beat
06 Fantasy
07 Shelter
08 VCR
09 DO YOU MIND?(「KYLA」カバー)
10 Basic Space
11 Night Time
12 Infinity
(アンコール)
13 Stars
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  1. サ

    2010-10-26 (Tue) 01:17

    イラスト、とっても素敵ですね
  2. Takk

    Takk

    2010-10-26 (Tue) 23:43

    ありがとうございます。

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