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Radiohead さいたまスーパーアリーナ(2008.10.4)

アリーナの至近距離でトムが見れる位置を確保できたのだけれど、思えばこれが失敗だった。
開演前からグイグイと後ろから押され、メンバーが姿を見せると同時に興奮したファンがドッと前へ押し寄せおしくらまんじゅうの状態に。

倒れないようにするだけで精一杯、とても音楽を聴ける状態じゃない!
直ちにこの場から「How To Disappear Completely」。

01. 15 Step

そんな訳で1曲目は避難時間となり、とても聴ける状態ではなかった。メンバーが出て来た時の感激も味わえず、つくづく前方を陣取ったことが失敗だった。
マナーが悪いファンが目立ったのが残念だけれど、場所が悪かったのかもしれない。
アリーナ立ち見はもう引退します。

02. There There

2曲目は大好きな「There There」。しかし何とか落ち着いたポジションに辿り着いた僕にとって「汗拭きタイム」。サウナ状態になりながら、エドとジョニーのドコドコドコと太鼓を叩く音が脳天に響き渡り意識が朦朧と・・・

03. The National Anthem

・・・なりながらも、この辺からようやく落ち着いて見れた。
トムはFRED PERRYのポロシャツに赤パン(!)という出で立ち。ボサボサ頭に無精髭、見た目はどう見ても犯罪者のそれ。でもなぜかかっこ良い。

何本もの円柱が頭上から吊り下ろされた荘厳なステージは、U2並み、いや、それ以上だ。
メンバーの後ろに典型的なモニターはあれど、円柱の中に入った照明が立体感を演出。シンプルでいて豪華、テクノロジーを感じさせながら神殿のような格調高さも感じさせる。

04. Lucky

観客の声援に応えてトム「僕も愛してるよ、ダーリン」。うーむ、昔のトムからは考えられない。

05. All I Need
06. Nude

フィルの叩くバスドラが心地良い「All I Need」。クライマックスは荘厳な盛り上がりを見せ、続いてコリンのベース音が特徴的な「Nude」へ。

僕にとって、この2曲が1つ目のハイライトだった。
天上に届くような浮遊感。人間にこんな美しい音が出せるのか。
ジェフ・バックリィは天使の歌声を神様に気に入られて連れて行かれてしまった。
どうかトム・ヨークは神様に見つかりませんように。

07. Where I End and You Begin
08. The Gloaming

最も意外だったのは、フィルのドラムだ。
CD で聴くと暖かく柔らかい音が、ライブで聴くととても硬質でキレがある。
「Where I End and You Begin」ではオリジナル以上に変則的なリズムを刻み、「The Gloaming」ではジョニーらのエレクトロに対抗するかのようなジャジーな爆発力を見せる。
フィル・セルウェイ、頭は丸まってるがドラマーとしてはシャープです。

09. Weird Fishes/Arpeggi

ハイライト 2つ目。
トム、ジョニー、エドのスリーマンセルギター(何だそれ)が絡み合い、弧を描きながらやがて高みに達する。U2のエッジを思わせるエドのコーラスも絶品。
「In Rainbows」中地味な曲だと思っていたけれど大好きになった。

10. Videotape
11. Talk Show Host

個人的には最終曲にしてほしかった「Videotape」、続いて隠れた傑作「Talk Show Host」。DJがキュッキュやるようなワウワウギター(語彙が貧弱ですみません)が面白い。

12. Faust Arp

トムとジョニーの二人になり、「ハジメマシテー」。
・・・素人芸人みたいで笑えた。
ジョニーとのタイミングが合わず、トムが笑いながら「もう1回やろう」と仕切り直す。

僕が前回Radioheadを見たのは、アムニージアックの時の日本武道館だ。
「Idioteque」でメンバーと息が合わず、トムはかなりイライラした様子で演奏を中断、会場が凍り付いた。その時に比べ、終始穏やかなトムに驚かされた。

13. Jigsaw Falling Into Place

僕はアルバム中あまり好きではなかったのだけど、ライブではエレキ主体の躍動感溢れるアレンジに変貌。「In Rainbows」にはなかったダイナミズムを感じることができた。

14. Idioteque

激しいビートが鳴り響き「Idioteque」へ。バスドラのイントロだけで気分が最高潮に盛り上がるという意味では、もはやRadiohead盤「Blue Monday」へと進化したと言っていい。(いいのか!?)

15. Climbing Up The Walls
16. Exit Music
17. Bodysnatchers

「OKコンピューター」から2曲続いたが、ちょっと崩し過ぎなのでは?
「In Rainbows」中最もラフな「Bodysnatchers」。ジャズバンドのように一糸乱れぬ完璧な演奏が続いたので、最後の曲くらい楽しませてくれよ、と言わんばかりの演奏で本編終了。

<アンコール1>
18. House of Cards
19. Bangers & Mash
20. Paranoid Android
21. Dollars and Cents
22. Street Spirit

「Bangers & Mash」ではドラムセットの前にちょこんと座ったトム、「オハヨウゴザイマース」。
・・・ややハズし気味だったが、芸人魂を垣間見た。

アンコールも、基本的には本編の延長の感が強かった。
たとえばU2のライブだと、本編前半は勢いのある新曲→中盤はアコースティックでアットホームに→後半は代表曲連発→アンコールはお涙頂戴モノで締め、といったような流れがある。

それに比べてRadioheadのセットリストは、全体の流れよりも一曲一曲を聴かせる姿勢を強く感じた。個人的には、アンコールはもう少し「こちら側」に降りて来てくれる選曲でも良かったのでは、とも思うけれど。

<アンコール2>
23. Cymbal Rush
24. Reckoner
25. Everything In Its Right Place

3つめの僕にとってのハイライトは、トムのソロアルバムからの「Cymbal Rush」。
トム、グリーンウッド兄弟の3人だけで奏でるピアノバッキング主体のシンプルな演奏。透き通るような静謐な空気が流れ、様々な記憶がフラッシュバック、魂が洗われるような感覚を味わった。

目一杯エコーがかかったトムの声がよく伸びる「Reckoner」、そしてビョークの「Unravel」を挟み「Everything In Its Right Place」でこの日の公演が終了した。

今回最も思ったのは、「これは新生Radioheadなんだ」ということだ。
「In Rainbows」中の曲と過去の楽曲が交互に演奏される構成は、まるで新生Raidoheadと旧Radioheadが交互に顔を現す錯覚を受けた。

「In Rainbows」の楽曲は、スタジオ盤に欠けていた高揚感やバンドダイナミズムが備わりアルバム以上に素晴らしい。しかし過去の曲は何だか奇妙な違和感がある。
まるで新Radioheadが、旧Radioheadの曲をカヴァーしているような、そんな感覚。

それはつまり、「In Rainbows」でRadiohead自身が先に進んだことにより、過去の曲達は付いて来れていないという微妙な乖離状態…だからではないだろうか。
改めて「In Rainbows」でRadioheadは別次元へと進化したことを感じた。

そして僕がこの日感じた新生Radiohead のキーワードは、「浄化」。
日常の生活で直面しなければならない、様々な負の感情。そういったものが全て流れて行き、美しい音楽だけがそこにある、そんな感覚。

このライブを境に人生の考え方が変わってしまうような、ターニングポイントとなるライブだった、と言っても、決して過言ではない。


追記:ライブの余韻が冷めやらずRadioheadへの溢れる想いが止まらない!ということで、TSUTAYA限定の「In Rainbows」にDVDが付いた「FROM THE BASEMENT」を購入しました。

従来のライブ映像とも、単なるスタジオセッションとも違う、なかなか斬新な企画。まるでドアの隙間から覗き見るような、見てはいけないものを見ているような感覚にさせられます。ファンの人にはオススメです。
(…それにしても今更「In Rainbows」CDはいらない。DVD単体にして安くしてほしかった。DLした「In Rainbows」、BOX盤の「In Rainbows」、そして「In Rainbows(FROM THE BASEMENT)」と、家は「In Rainbows」だらけ状態。)
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