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Sonic Youth 新木場STUDIOCOAST(2007.4.20)

以前から一度は行ってみたいと思っていた。僕がソニック・ユースの音源で一番聴くものは、90年代前半頃のライブBOOTだ。
キム・ゴードンの声はメロディを無視し、あと一歩で気が狂うのではないかというほど危うい。その両側でサーストン・ムーアとリー・ラナルドのギターが火花が散るようにぶつかり合う。
疲れた時、何も考えずに彼らの音楽を体に浴びるようにして聴くと気持ちいい。
そんな彼らの発する轟音を生身で感じてみたかった。そしてその向こう側に見えるものを、知りたかった。

一曲目は、インディーズ時代の大傑作アルバム「Daydream Nation」から「Candle」。
ギターとベースの四人がほぼ横一列に並ぶ姿が、尋常ではないほど格好いい。ん? 四人?
サーストンとキム、リー、あと一人は誰だ? 元ペイヴメントのマーク・イボルトがサポートメンバーとして参加している。

続いて最新アルバム「Rather Ripped」から「Incinerate」「Reena」と立て続けに演奏、特に「Reena」ではキムが楽器を手放し、少女のように躍りまわる。スタイルがよく、とても50代とは思えない。
サーストンはギターを抱えたままなぜかドラムスティックを手にする。これが伝説の(?)ドラムスティックでノイズを生み出す彼独自の奏法だ。
そしてリー・ラナルドの存在も忘れてはならない。ややパフォーマンス過多な2人に対し、職人的で自然な彼の一挙手一投足が一段と映える。

ステージにいるのは50代のミュージシャンなのに、前方では20代と思われるファン達が激しく踊り狂っている。その光景が、不思議だった。
PV映像を見ているような格好よさが瞬間瞬間に訪れ、あっという間に本編が終了した。
最初のアンコールでは「Silver Rocket」をやってくれ、最後にはジム・オルークも参加、終始スムーズでクールにライブは進行し、終わった時には10時半を回っていた。

・・・なんだろう、この欠如感は?
何かもの足りない。それが「Teen Age Riot」も「Cool Thing」もやってくれなかったからなのか、始まるまで2時間半以上待たされたからなのか、それとも500円のグレープ・フルーツジュースのせいだったのか。

しかし会場を後にした時、全てが分かった。そうだ、僕は感動していない。
サーストンもリーもクールだったし、キムも華麗だった。けれど、終始アート映像を見ているような感じで、深いところまで入り込めなかったのだ。あくまで「向こう側」でやっている感じで、そこに行きたいのだけれど、行けない。

広い会場が一体となったCOLDPLAYのライブ。
圧倒されたフィオナ・アップルの狂気。
時が止まったように切なくなったLa'sの「Looking Glass」。
U2の「All I Want is You」のイントロが流れた時の、心の奥からこみ上げる感動は一生忘れないだろう。

今回のライブは、絵に例えるとポップ・アートのようなものだったと思う。都会的で、とてもスマートでクール。
でも僕は、ライブにポップ・アートを求めてはいない。もっと泥臭くてもいい。もっと狂気を見せてほしい。ここではないどこかへ旅立たせてほしい。

あるいは僕も前方の喧騒の中に身を委ねれば、「向こう側」に辿り着けただろうか。
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