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U2 さいたまスーパーアリーナ(2006.11.30 )

髪型をよく変える人は自分に自信がなく変身願望が強い人だと何かで読んだことがある。
8年前来日した時、髪を短く刈りサングラスをかけ、おまけに筋肉マンTシャツという出で立ちのBONO。「そうか、ターミネーターになりたかったのか」と彼の密かな願望を発見。
2000年以降再び髪を伸ばし自然な雰囲気になったので、今度は長髪ヴァージョンの BONOが見れると今回の来日を喜んでいた。ところがいよいよ来日直前という時、GreenDayとの共作プロモで、寿司屋の板前のように髪を短くカットしたBONOの衝撃的映像が。
・・・まあ短いの似合ってるし、BONOはBONOなので別にいいのだけれど。それにしても、僕が見に行くとどうやらターミネーター・ヴァージョンのBONOしか見れない宿命のようだ。

U2 さいたまスーパーアリーナ 2006.11.30

「さいたま新都心」駅に降り立つと、そこは近未来のSF世界のような雰囲気で、何だか旅行に来たような気分。武道館や東京ドームではこういう気持ちになれなかったはずだ。
3時半に着きながらもグッズ売り場はすでに行列、しばらく並んでTシャツ2枚をGet。後々帰ってからTシャツをよく見てみると、背面に今回のツアーの国と地域がプリントされていた。すると、なんと「JAPAN // TOKYO // SAITAMA ARENA」との表記が! ミスプリというより、U2ご一行様はここが東京だと思い込んでいた模様だ。

係員の「開場15分前に来ればいいですよ」という話を聞き、しばし周辺を見学した後30分くらい前に会場入り口に向かった。するとそこにはすでに行列ができており大量の人、人、人! 妙な林の中へ追いやられ遥か彼方後方へ並んだ。寒風吹きすさぶ中、係員の声も全く聞こえない状態。みんな一様に寒さに肩をすくませ、まるで食料配給を待つ戦時中の避難民のよう。ギブミーチョコレート、じゃなかった、ギブミーU2。

ついに開場。人をかき分け必死で前にっ。後ろの方にいては係員の声が聞こえない。とにかく前に前にっ!
なぜなら、Aブロックという最高のチケットがあるから。上手く行けば至近距離でメンバーが見れるかも!
やがて開場の号令がかかり、係員の「走らないでください!」などという声も無視、この時ばかりは一心不乱にとにかく走ってステージ花道の最前列をGet!! こういう時、ふだんパワーをセーブして生きている人間は力を発揮しちゃったりする。

会場はすでに、これから何か大きなことが始まる熱気に満ちあふれていた。バック・ミュージックにはsnowpatrol、The KillersなどいかにもU2チルドレンといったバンドの曲、クラッシュの曲、トム・ヨークの「Black Swan」が流れたりしていた。8年前のPOP MARTでは、直前にThe Verveの「Bitter Sweet Symphony」が大音量で流れ始まりを予告したけれど、今回その座についたのはArcade Fireの「Wake Up」だ。

そしてついに「City Of Blinding Lights」が始まり、日本国旗を持ったBONOとメンバーが!!
この曲もそうだけれど、 U2には秋や冬が似合うので、4月が延期になりこの時期に変更になったことも今となっては幸運だったかもしれない。
BONOの「イチ・ニー・サン」の掛け声と共に「Vertigo」。安定したCDの音より、4人のシンプルで荒削りなライブの音こそこの曲に合う。

BONOのMC の特徴は、その街を一緒くたに呼ぶこと。色々な地域や国から来ている人もいるはずだが、この日も「トーキョー、トーキョー」を連発。しかもここは埼玉。まあ、"ご愛嬌その1"ってところで目をつぶろう。

「Until The End Of The World」で、ついに花道上にエッジが、下からBONOがやってきた! あらかじめ写真OKの指示が出ていたので、遠慮なく撮りまくった。
「Sometimes You Can't Make It On Your Own」では、

BONO「父親から"そのfxxkin'サングラスを取りやがれ"と言われたから外して歌うよ」

と、素顔を見せてくれた。もう遠慮なく撮りまくった。
しかし、続いて「One Tree Hill」の途中、デジカメ画面に「メモリースティック残量が足りません」との表示がっ! "この大事な時に何を血迷ったこと言ってるんだこのデジカメはっ"、と無視することにしたけれど、あえなく画面が真っ暗になり終了。ここからは心のカメラにおさめることに。

「Sunday Bloody Sunday」では地面が揺れ大合唱に。途中、BONOが小さい女の子を花道にあげた。ちょっと嫌な予感・・・。シカゴDVDで子供を上げるシーンがあり、"都合良く子供がいたもんだなぁ"と不思議に思ってたけれど。。。はたしてBONOは女の子に日本語で話しかけるのか!?

BONO 「What's your name?」
女の子「さやか!!」

ぅおーいっ! おもいきり仕込みじゃんっ!
・・・まあ、"ご愛嬌その2"ってところで目をつぶろう。

イントロで悲鳴のような大歓声に包まれた「Where The Streets Have No Name」。思えば最初にU2に出会った曲だった。本編最後の「One」では、BONOの「携帯を出してくれ」という指示に従って会場中に携帯の光が。

BONO 「綺麗な光だね。でもこの光を見れない、携帯を持てない国もあるんだ」

僕は携帯があまり好きではないけれど、まるで星空のようにきらめく携帯の光から、生命が息づいているかのように幻想的な光景だった。

アンコール1曲目は「Fly」。アメリカン・コップのような帽子をかぶってBONOが登場。再び嫌な予感がした。案の定「Mysterious Ways」でセクシー系外国人女性2名がステージに上がり、「With Or Without You」ではBONOが彼女達と寝そべって"両手に花"状態。
うーん、"ご愛嬌その3"ってところだけれど、せっかくの名曲が台無しになり、さすがにこれは余計な演出だったと思う。

しかしそういった細かい不満な点など全て覆す曲が最後に。
「All I Want Is You」。

まさに最後を飾る曲にふさわしく、ライブ全編を通じ愛情に包まれていたライブだったと思う。サングラスをかけ少しマッチョになったBONO。その瞳の奥に、とても繊細で脆いものが。強くもあり弱くもあり、愛情に満たされているようでもあり愛情に飢えているようでもあり。

「飢え」というのは大切で、誰かを求める気持ちがあるからこそ、誰かを大切にできる。ライブDVD「Go Home」で長年連れ添っている妻に、今だに「All I Want Is You」を捧げているのを見るにつけそう思う。そんなBONOを、エッジが支え、アダムが包み込み、ラリーが見守る。それが、U2。彼らの最大の魅力。4 人の放つバンド・マジックが会場全体を覆い、様々な愛情に満ちあふれた空間となった。

「Original of Species」はやらなかったけれど、この日来た全ての人が"種の中のオリジナル"を感じていたと思う。コピーではなく、オリジナルでありたい。この日を思い出すたび、心の奥にポッと明かりが灯り、前に進んでゆく道を照らし出してくれる。そんなライブだった。

U2が、好きで良かった。
  • by Takk  2007-01-07 (Sun)
  • U2
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